自分の葬儀は自分で決めたいと考える人が増えています。現在は終活という言葉に代表されるように、生前から自分の死後の準備をはじめておくというのが当たり前の時代になりつつあるのです。生前からできる葬儀の準備としては、まず遺言書の作成が挙げられます。遺言書といえばお金持ちの遺産相続に関するものというイメージがありますが、一般の人でも相続トラブルを避けるためには必要なことです。

多額の預貯金や株式を持っていないという人でも、家などの不動産を持っている人はたくさんいるでしょう。どこの家庭でも相続トラブルが発生する可能性は十分あるのです。また遺言書の作成は大げさだと考えている人は、エンディングノートを作成しておいてもいいでしょう。エンディングノートには法的な効力をもたせることができませんが、自分の意思を伝えることは可能です。

葬儀に関する希望もそこに残しておけば、希望どおりの葬儀を行うことができるかもしれません。また家族に任せるのはどうしても不安というのであれば、自らが生きているうちに葬儀社に予約しておくというのも有効な方法です。最近は生前予約を取り扱っている業者も多く、このようなところを利用すれば確実に自分のイメージ通りの式典を行うことが可能になります。亡くなってから業者を選定するとなれば、病院から紹介された業者や近隣の業者に遺族が依頼してしまうのが関の山です。

最後のセレモニーを自分らしくしたいのであれば、生きているうちから準備を進めておきましょう。

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