日本とはかつて冠婚葬祭に強いこだわりを持つ民族でした。高度成長期まではこうした考え方や価値観が主流であり、盛大な結婚式をしたり大規模の一般葬を執り行うことは当たり前だったのです。地方によっては働いたお金の多くを冠婚葬祭のために蓄えているところもあったほどです。かつての日本は、娯楽やレジャー施設も少なく、趣味などの多様性もなく冠婚葬祭こそが人がたくさ集まる一大イベントで、人々の社交の場もしくは楽しみでもあったのです。

時が流れ現代では、こうした冠婚葬祭に対する考え方はすっかり影をひそめてしまいました。できるだけ小規模で、できるだけ限られた親族だけで葬儀もしくは結婚式を執り行いたいとする考えが主流になりつつあります。その為葬儀に限っては、家族葬や直葬などが人気と成り、非常にコストを抑えスマートに小規模で執り行えるプランが葬儀社から沢山提案されています。葬儀のスタイルは勿論のこと、埋葬法補に関しても既成概念を覆す考え方が受け入れられるようになっています。

特に東京ではその考え方が顕著であり、東京では納骨堂が人気となって居るのです。かつて東京の納骨堂などは、信心深い檀家家族しか納骨堂を利用することができませんでした。ところが最近東京では宗教宗派を問わず、しかもビル型の大規模な納骨堂がたくさん建設され、たくさんの人々の亡骸がおさめられるようになっているのです。墓を購入するよりもリーズナブルで人気が有ります。

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