終活(人生の終わりの為の活動)を始める人が増えると共に、エンディングノートという言葉もよく聞くようになりました。エンディングノートとは人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を記したノートです。葬儀の準備について、家族で中々話しづらいものです。予め健康の内に、葬儀の準備を旅立つ側が主導でしておくと見送る側にとって困らずに済みます。

そこで気になるのが、遺言書とエンディングノートの違いです。遺言書は自分にもしもの事があった時に、財産をどうするのかの意思を遺すものです。法的な根拠があり、死後に効力があります。エンディングノートは法的効力がありませんが、形式や書き方にとらわれず自分の希望や考えを自由に書けます。

財産については遺言書で伝え、葬儀の希望や自分の意思が伝えられない状態になった時などの自分の考えを伝えるのは、エンディングノートと分けて活用するのがいいと思います。因みにエンディングノートの内容は、自分について(生年月日など)親族や関係者の情報(関係、住所、電話番号、葬儀告知の有無)介護、治療について(告知、終末治療の希望など)資産について(銀行の口座、カード、その他金融資産)葬式とお墓について(何人呼ぶか、宗派行う場所、予算、喪主など)遺言的な内容(法的効力はない、相続や土地の相続について、残された人へのメッセージ)PCやネット上の情報について(メール、SNSなどのアカウント、PCデータの処分方法)などの項目があります。

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